バイオマス関連記事2003年5月


■パンダの糞とシロアリから分離した有用菌で、生ごみから燃料電池用水素

 田口文章・北里大学名誉教授は、パンダの糞から生ゴミを効率よく処理できる菌を発見した。
 同教授の研究では、生ゴミを原料として、シロアリから分離した菌を投入して発酵させ水素を取り出す。メタン発酵の場合と比較すると、発酵に要する時間も20分の1から30分の1に短縮され、プラントも小型化でき、運転費用も安くてすむ。こうして取り出した水素は、燃料電池車のエネルギーとして活用できる。パンダの糞から取り出した菌は、水素を発酵させた後の残渣をほぼ完全に分解することに成功した。

(環境goo 2003年5月22日)

 

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