バイオマス関連記事2003年2月


■近畿での木質バイオマス利用活発化

 近畿での木質バイオマス利用が活発化している。川崎重工は、木くずを蒸し焼きにして合成ガスに変え、このガスを燃料にエンジンを回して発電するバイオマス発電技術を開発し、2004年1月に兵庫県氷上町に設置、同町で発生する木くずを使って試運転を行う。
 京都では、京都高度技術研究所と堀場製作所、ヤンマーディーゼル、京大などが共同で木質バイオマスなどの廃棄物を超臨界水を用いてエタノールに転換、自動車燃料として生産する装置の開発に着手。
 平林会木材協同組合(大阪)は、府内の木材団地から出る木質バイオマス発電を計画。兵庫県一宮町は3月末からバイオマス発電の試験運転を開始する。

(日本経済新聞 地方経済面(兵庫) 2003年2月26日)

 

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