バイオマス・ニッポン総合戦略スタート

 コラム◇「再生可能」、「カーボンニュートラル」とは?(その2)
<バイオマス産業社会ネットワーク 岡田久典>

 バイオマスの「再生可能」、「カーボンニュートラル」な資源としての評価は、国際的にも国内的にも定着しており、政府もこれを認めている。
 「地球環境保全、CO2排出量削減の切り札」的な評価も多い。こうした評価は喜ばしいものである反面、バイオマスを推進する上での「責任と自覚」も増していると言えるのではないだろうか。
 バイオマスがいかに「再生可能」、「カーボンニュートラル」といっても、バイオマスの利活用が「地球、地域環境の保全」、「エネルギーの再生」、「化石燃料の代替」に100%つながる保証はどこにもないのである。
 慎重な計画と検証の積み重ねこそが、バイオマスの利活用と「再生可能」、「カーボンニュートラル」という言葉をきちんと結び付けてくれるはずである

 写真提供:平川良信  
 写真提供:荏原製作所  
 写真提供:ダイムラークライスラー  

 

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