バイオマス・ニッポン総合戦略スタート

　コラム◇「再生可能」、「カーボンニュートラル」とは？（その１）

バイオマスが注目されている理由の最大のものは、「再生可能資源」、 「カーボンニュートラル」ということだろう。
　　　　　　　　　　
◎バイオマスは化石資源と違い、持続的に再生可能な資源。

◎バイオマスの燃焼などにより発生する二酸化炭素は、生物が光合成により大気中から吸収したもの。→したがって、バイオマスは自然の循環系　の中で二酸化炭素を増加させない。（「カーボンニュートラル」）

◎そのため、バイオマスによる化石資源の代替が進めば、二酸化炭素(ＣＯ２)の排出量は大幅に削減でき、地球温暖化防止に大きく貢献できることが　期待される。こうしたことから、「持続可能な開発に関する世界首脳会　議」(2002年、ヨハネスブルグ・サミット）においても、日本政府の様々な計画においても、バイオマスの活用が大きく取り上げられている。