2005-6年においても、各省庁はバイオマス利用政策を推し進め、関連する助成金の数も40あまりにのぼっている。また、各農政局もバイオマス利活用連絡推進会議を運営、シンポジウムの開催や地域内の取り組みを紹介などを行っており、中でも九州農政局九州地域バイオマス関係機関連絡会議はバイオマス関連の補助金のガイドブックを作成、中国四国農政局はバイオマス関連情報専門のメールマガジンを発行するなど、活動を活発化している*1*2。
今後の注目点の一つは、バイオエタノールについて、オクタン価向上基剤としてETBE利用が認められるかどうか、およびバイオディーゼルの品質規格についてどのように決まるかであり、これらの次第によっては、2006年の日本でのバイオマス燃料導入が本格化するものと見られている。
表:2005-2006年の各省庁の主なバイオマス関連政策
図:これまでに公表されたバイオマス・タウン構想の概要
(2005年12月時点)
*1 バイオマス関連補助制度等活用ガイドブックは下記よりダウンロード可能。
http://www.kyushu.maff.go.jp/kikaku/baiomasu/gaidobon/2005.htm
*2 中国四国農政局バイオマスのページ。
http://www.chushi.maff.go.jp/biomass/biomass.htm
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