【賛同依頼】バイオ燃料の持続可能性基準についての意見    ~土地に対する権利や労働環境にも配慮を!~

 NPO法人バイオマス産業社会ネットワーク、(財)地球・人間環境フォーラム、 国際環境NGO FoE Japanでは、2006年より、バイオ燃料の持続可能な利用へ向け ての調査・提言活動をおこなってきました。すでに顕在化したように、バイオ燃 料利用は食料生産のための土地利用との競合、熱帯林や草地など自然生態系の破 壊、温暖化ガスの大量排出、労働問題や土地の収奪など、様々な負の影響を引き 起こす可能性があります。

2009年に成立した「エネルギー供給事業者による非化石エネルギー源の利用及び 化石エネルギー原料の有効な利用促進に関する法律(エネルギー供給高度化法)」 において、一定以上の規模の石油事業者は、バイオ燃料の利用を義務付けられて います。
現在、そのバイオ燃料の基準案等について、パブリックコメント募集中です。こ の基準案では、同法の義務を満たすバイオ燃料は、LCAでの温暖化ガス(GHG)排 出量がガソリンに比べて50%以下であるといった基準を満たすことが求められて います。
http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620110033&Mode=0

しかしながら、今年3月に公表されたバイオ燃料持続可能性委員会報告書では記 述があった労働問題、土地問題など社会的影響への配慮が省かれており、これら についての配慮を徹底するため、基準に明記すべきと考えられます。

 修正箇所およびその理由について詳しくは、「パブリックコメント(案)」をご参照ください。

現在、この意見に賛同し、連名していただける団体・個人の方を募集しています。
連名いただける団体・個人の方は、2010年10月12日(火)までに、(1)団体としての賛 同か、個人としての賛同か、(2)団体名・個人名(個人の場合は、併記可能な所 属先・肩書きなど)、(3)連絡先のE-mailを、ご連絡いただけますようお願いいたします。



お問い合わせはホームページ右上のお問い合わせよりお願いします。